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| 3mix療法(スリーミックス法)が有効な治療 |
| 3mix療法 3mixにより麻酔なしで治療できたり、神経を残せるケースが増えました。 |
歯医者が苦手、でも虫歯は治したい、大きな虫歯になって凍みるようになってきたという方へ
3mix療法という治療手段が考案されました。
3Mix療法は1985年から研究が開始され2002年までに基礎的、臨床的研究が終わっ ている療法です。
(3mixとは3種類の抗菌剤を混ぜて使用するところからこの名が付きました。)
3Mix療法では下記薬剤を使用します。
抗菌薬 メトロニダゾール、シプロフロキサシン、セファクロル
基材 αーTCP系セメントあるいはグラスアイオノマー
テレビやマスコミによく出る3Mix-mp法は学術的に確立した治療法とは言い難いものです。
以下に日本歯科保存学会の3Mix-mp法に関する見解を引用します。
1.3Mix-mp法は3Mix療法とは異なる。
2.3Mix-mp法に関しては査読精度のある学術雑誌の原著論文が極めて少なく、安全
性と有効性に関する高いレベルの学術的根拠が示されていない。
3.高いレベルの科学的根拠が蓄積されるまでは、3Mix-mp法を保存領域(う蝕治療、
歯内治療、歯周治療)に応用する治療法として容認することは難しいため、本法の臨床
応用に当たっては十分慎重な適用を喚起するものである。 |
虫歯の治療は、その進行度合いがエナメル質の部分(C1)でしたら削っても傷みはありませんが、象牙質にまで細菌が入ると(C2)、これを削ると痛みが出ます。
そこで麻酔をかけて治療する必要がありました。
この3mix法は象牙質の深い部分の虫歯はわざと取らずに残します。
残った細菌を薬で殺します。したがって、ほとんど、あるいはまったく痛みのない治療手段です。
ただ、象牙質の虫歯(C2)で深くない場合には薬を置くスペースやそれを密閉するスペースがないため3mixを適用するのは困難です。
その場合には従来どおりの治療を行います。
「3mix法の最大の功績は従来でしたら神経を取らなくてはいけないくらいに進行した虫歯に対して神経を保存することが出来るようになった。」事です。
ただ、全てのケースで神経を残せるのではありません。完全に神経が細菌によって死んでしまった場合には3mix法といえども神経を残すことは出来ません。
神経は象牙質に栄養を与え感覚を与えています。
それを取ってしまうと歯はもろくなり長持ちしません。
したがって可能な限り神経を残すことが歯の治療上必要なわけです。 |
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C2〜C3(象牙質の深い部分まで細菌が侵入しその一部が神経にまで入っている状態)

虫歯で冷たい物に凍みたり、大きな穴が開いて楊枝でつつくと痛む
進行度が中〜高程度(C2〜C3)の虫歯の状態です。エナメル質は痛みを感じませんから、麻酔なしでエナメル質を削り新鮮な面を出します。
そして3mixを置きその上からグラスアイオノマーセメントで封鎖します。
その日のうちにインレー(部分的詰め物)の印象(型)を採り次回にそれを入れます。
3mix法を成功に導くために重要なことは、薬剤をいかに密閉するかにかかっています。従来ですと簡単な密閉で済みましたが、3mix法ですと完全な密閉が必要なため治療に時間と手間がかかります。
3mix法は小さな虫歯には適用は出来ません。なぜなら3mixを置くスペースの確保に
健全な歯を削らなくてはならないからです。これでは本末転倒ということになります。
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